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3DS近所調査の風景

朝刊
02 /28 2011
信子「ではー、早速3DSについての報告会を始めたいと思います」
歩「はい!」
益利「一緒に見てきたんだからわざわざ報告会なんてしなくてもいいんじゃ…」
信子「まず発売日だった26日の土曜日。大方の予想通り店頭では行列が並んでいたらしい事はニュースで確認しました。そこであたし達はお昼過ぎより行動を開始し、ゲームが売ってそうなお店を回ってきました」
歩「結構ゲーム売ってるところってあるんですね。あまり意識してなかったけど初めて知りました」
信子「それでも昔はオモチャ屋も多かったしゲーム専門店も多かったのよ。それに比べたら大分減ったけどね。そんなわけで数は少なくても店頭を回ったわけですが、ゲームが鉄板で売ってると世間から認識されていたお店では当然売り切れてましたが、スーパーのオモチャコーナーでは売っているのを確認出来ました。これには少し驚きました」
益利「いやドラクエ3が発売した時そういう店で俺は買ったぞ。あの時はかなり驚いた記憶は今も残ってるけど」
信子「えー、この在庫は穴場店舗では何店か確認出来ました。穴場店舗でも売れているだろうから、一店舗ずつに与えられた台数は結構多かったのかとも思えます。あと今回の3DSの値段も2万5千円と高めと言う事や最近のPSPの売れ行きのためにPSPを買ってしまった人達はそう簡単にまた新ハードを買う余裕がないという買い圧力の低下要素も考えられます」
歩「そういえばどこかの店舗のカウンターで30代くらいの男性二人組の一人が買おうかどうしようか悩んでましたね。もう一人が買っちゃえ買っちゃえみたいな事言ってて。信子さんが第9地区のDVD買った時でしたね」
信子「第9地区DVDが千円なんだもん。それは買っちゃうわよ。あの時の3DSを買おうとしてた方は三万円飛ぶのはなぁとか悩んでたわね。まあ気持ちはわからなくもないけど、ああいう悩むのって好きじゃないわね。投資家ならスパッと決めろよ!って。株価が上がってるのに眺めてたり、損失が増えてるのに損切らなかったり…」
益利「3DSは別に株じゃねーだろ」
信子「そんなわけで土曜日は見てきた感じでは売れているけど、在庫は市場に余剰感がある感じ。今までのゲーム機のように売れすぎて手に入らないって感じじゃないわね。在庫を増やしたのか人気がそこまでないのか。ここで重要なのは日曜日まで在庫が残ってるかどうかという点。さすがに日曜日まで在庫が残ってるようならこれはかなり不人気と言う事になり得るわ」
歩「うーん。結構売れてると思いますけど」
益利「いやゲーム機やヒット作品が出る時って在庫なんてすぐ無くなるんだよ」
信子「うるせーゲーオタ。DSが出た頃も発売日には買えただろうが。えー、そんなわけで土曜日には不安を抱えつつ、日曜日に在庫のあった店を中心にチェックすることにしたわけです。その前に土曜日の時点でのネット情報をチェックしました」
益利「ゲームハード発売日の2ちゃんねるは見てて面白いよな」
信子「ネットではやはり在庫が多いことに対する感想が溢れていました。案外あっさり手に入ったので驚いてる人も多いようでした。3Dについての感想はさすがに体験しないと伝わってきませんでしたが色んな評価が飛び交っているので後で自分で体験するまで他人の感想はどうでもいいです」
歩「こういうのって実際に体験しないと何とも言えないですからね。3D映画も人に言われてもピンと来ないけど、見てビックリって感じでしたし。まさに百聞は一見にしかずですよね」
信子「そうよ。体験って言うのは実際に自分で体験しないとだめ。聞いて知ったつもりは一番人生を損するわ。そんな中で面白い現象が起きていました。なんと今まで鉄板だった新ハード転売商法が失敗してる点でした。ヤフオクで始めは強気な値段設定が徐々に下げて行って今では定価割れをしてる有様。IPOバブル神話が崩れた時のようで見ていて気持ちがいいです」
益利「さっきからどうでもいい感想がちょいちょいあるのが気になるんだが…」
信子「とは言え、ネット商店ではさすがに品切れになっています。ここでも面白い逆転現象が起きてました。購入に関して無敵に思えたネット商店では品物が買えないけど、リアル店舗では商品が手に入るという現象です。物が売れる時代になった場合、ネット商店ではないリアル店舗の方が使い勝手がよくなりかねないと言うことです。ネットで予約せずに近所の店舗で買えばすぐに買えるという事と、ネットの方が転売屋の高めの値段設定のために在庫のある店舗よりも高値になって、価格の逆転現象が起きていると言うことです。すぐに買って遊べるという点だけが利点で価格ではネット商店に勝てなかった店舗も需要が高まりすぎると逆転するという事が今回の事で見えて来ました。インフレ時代になった場合はネット商店神話は崩れる可能性が高いと見てとれるでしょう。値段が上昇していく時代では一分一秒でも早く買った方が安く買えるわけですが、ネット商店でも日本全国の需要を満たすだけの在庫を確保するのは至難だし、もしもそれに合わせて倉庫を大きくしていった場合、需要が低下した時に大きくなりすぎた倉庫の維持費がキツくなる。デフレを加速させているネット商店はインフレには実は弱いという点が今回の3DS販売騒動で見てとれたわけです」
歩「へえ!そんな見方があるんですね!勉強になります」
信子「そういう見方しかしてないからね。さて、そんな次の日曜日だけど在庫のあった店舗を回ったところ予想通り全部売り切れてました。このことから一日在庫を保たせるだけの在庫を販売したと見てとれることが出来ます。個人的な感想としては在庫があった時は買おうか悩んでましたが、実際に在庫が無くなったのを確認すると買っておけば良かったなという感情が湧いてきました。というかこの在庫が無くなった時に自分が買っておけば良かったという感覚が沸くかどうかを確認したくてあえて買わなかったんですけど」
益利「買っておけば良かったのに」
信子「買ってしまったら、売り切れを見ても欲しくなるかどうかの心理が確認できなかったわけなので、それでは市場心理を読み取れなくなってしまいます。なので我が身を使って他の人はどう感じるかを知る為に買わなくて正解でした。3DS本体の魅力は充分に感じますが、問題はソフトに惹きつけるほどのタイトルが無い事がウィークポイントでしょう。もしもソフトに魅力的な作品があった場合なら、きっとあたしは在庫を確認した時に買っていたでしょう。あえてビジネスライクに3DSを見れたのはソフトの弱みがあったからです。きっと在庫を見て悩んで買わなかった人達のほとんどがこのソフトの弱さで買うのをためらった人が多い事でしょう」
益利「まあ、キラータイトルが出た時に最近はハードが売れるからな。PSPもモンハン3で今頃人気化してるし」
信子「とりあえず、弱いラインナップでありながらも在庫を一日保たせ、日曜には無くなったというのは戦略的に成功かもしれません。転売屋を儲けさせないのは至上命題でしたし。始めにキラータイトルが出てしまうとソフトがあってもハードを持ってない人が多い為に需給が歪んでしまいます。新ハードの供給を始めに多めにして、タイトルも弱めにすることで少し在庫をだぶつかせるのは長年のゲームメーカーの転売屋との戦いでの正しい対策ではないかと思います。とりあえずハードが100万台出ないことには100万本ヒットのソフトは生まれない為にまずはハードの供給させることが重要なのでしょう」
益利「3DSが成功かどうかはまだわからないし、PSPなんて発売当時の不人気から今頃大ヒットという変則的な人気になりつつあるし」
信子「とりあえず、あたしの総括では3DSの出だしは成功だったと思います。何よりも転売屋が損をするという状況やネット店舗よりもリアル店舗の方が安く買える逆転現象など色々と面白い現象が見られたのはとても面白かったです」
歩「私もゲーム機の発売日なんて意識してなかったから楽しかったです」
益利「買っとけば良かったのになぁ」
信子「買っとけば良かったのになぁっていう言葉が聞ければ成功ね。やっぱり無くなると欲しくなるのが心理なのよ。買ってたらその気持ちが沸くかどうかわからないでしょ」
歩「私はちょっと3Dを見たかったです」
信子「そうね。ちょっと見たかったわね。でもマリオもゼルダも出ないなんて珍しいわね。それが出てたらあたしもヤバかったわ」
益利「マリオカート、ゼルダ、ぶつ森、スマブラ、ピクミンあたりが出てきたら欲しいな」
歩「ぶつ森出てたら欲しかったです」
信子「さすがにそこらが出たらあたしも買うわ」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
ええ、フィクションです。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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