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見えない明日の風景

朝刊
03 /14 2011
信子「ああ、なんてことなの…。東北地方の被害が甚大すぎる。阪神淡路大震災をテレビで見た時と同じ、いえ、それ以上の衝撃よ」
益利「阪神淡路大震災の時は価値観が崩れたんだよなぁ。高校生だったけど、あの時に本当に慌ててる政治家を見て、あ、これがリアルの災難なんだって見てたら、自分は文部科学省の洗脳で受験勉強してる事に気付いたっけ。しかし、今回の東北を襲った津波はあれ以上の衝撃だな。街がこんなにいとも簡単に飲まれるとは」
信子「本当に巻き込まれた人達が可哀想。何とかならないのかなぁ…」
益利「難しいよなぁ。ずっとテレビラジオで情報集めてるけど、規模が大きすぎてなんとも」
信子「原発もヤバげだし。もうどうしよー。どうなるの…」
益利「わからないとしか言いようがないけど、とりあえず今ある情報だけで予測するしかないかな」
信子「ろくな情報無くない?」
益利「とりあえず東北地方の設備インフラ人材が大打撃。さらに原発が停止どころか危険な状態。さらに石油施設が炎上、火事を止める人材不足など。厳しいなぁ」
信子「明日の日本はどうなるの?」
益利「わからないけど、とりあえず電力不足が東北関東地方を襲うな。デフレデフレと供給過剰だった日本経済に全く逆の不足状態になるわけだ。国民はインフレ的な状態に慣れてない、もしく生まれてから体験したことない人ばかりだから物資に殺到するかもしれない」
信子「なんか即席麺が相当売れてたし、ガソリンスタンドではどこも長い行列になってたわね…。まるでトイレットペーパーに殺到した石油ショック時みたいに」
益利「まさにインフレ的行動だな。ただこの電力不足が簡単に解消できるとは思えない。一応停電を分け合って維持するらしいが、そんな生活を長いこと出来るわけがない。となると、電力確保が必要になる。しかし、発電所が簡単に作れるわけはないから、太陽電池や風力発電に動きが起きるかもしれない」
信子「もうこの自体で原発はうんざりよ。やっぱり原発以外のクリーンエネルギーがいいわ」
益利「技術を誇る日本でこれだからな。世界的な流れも変わるかもしれないな。あとは東北地方の復興にも国は力を入れなければならない。そうなるとやはり国債を大量に発行せざるをえないだろうな」
信子「ここからさらに国債発行したら、とうとう日本金融資産を越える借金にならない?」
益利「それが一番の心配だ。場合によっては東北復興中に国債が売り切れずにとうとう国債暴落の自体になりかねない。ヤバいよなぁ」
信子「ああ、ここで国債暴落とかありそうというか、国債発行額的にそろそろくるわね」
益利「あとは石油施設の火災によって日本国内の石油価格が上がるかもしれない」
信子「なんか上がっても驚かないわ」
益利「日本を株式会社として見た場合、津波によって破壊された建物や設備インフラは株式会社日本の固定資産にあたるわけだから、かなり日本の固定資産は傷ついたわけだから、資産価値は減少する。その代わりに国債や個人の借金によって街の復興するから借金が増える」
信子「うーん。良くないことばかりね」
益利「良くなることは唯一、原発停止による停電の効果によるCO2排出量の低下くらいだろう。欧州のCO2排出権取引なんて詐欺やってる連中は買うはずだった日本が買わなくなれば大慌てだぞ。大分暴落するかもな」
信子「そっか。原発停止リミッターで停電させるからCO2排出量は減るわけね」
益利「なんにしても月曜からの相場は嵐だな」
信子「もう何がいいのかわからないわ!」
益利「これで円安にならなかったら、どうしようもないけどな」
信子「さすがにこれは下げるでしょ…。とは言っても円高になるのが日本円か」
益利「一体誰が日本円買ってるのかなぁ」
信子「でもさ、復興する時は資源を輸入したいんだから、円高の方がいいんじゃない?」
益利「円高なら東北復興に有利、円安なら輸出産業にとって有利。さて円はどっちに動くか」
信子「とにかく、月曜のマーケットが怖いわ…」
益利「停電で寄り付きにアクセス出来なかったら、もう諦めるしかないな」
信子「停電の地域的にそのリスクあるのか-!もうやだ、この国」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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2007年8月31日開設
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