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イシノマキにいた時間の風景

風景
03 /03 2014
信子「やばい。ものすごく良かった。イシノマキにいた時間・・・」
益利「テーマからして全体的に暗い感じの芝居になるかと思いきや、明るくギャグを会話に入れ込んでてすごい笑えたな。逆にあまりにも笑えるから面食らったよ」
信子「そうね。でもやっぱり終盤ではシリアスな展開なっていくけど、それでも笑えるところあり、泣かすところあり。人はああいう環境では案外ギャグ言い合うものかもしれないわね。でもだんだん鬱憤も実は溜まってる。ふとした事でぶつかることもあるだろうけど。でも長期ボランティアのヒロキとヤスの関係っていいわね。本当にいいなぁって思った」
益利「ボランティアだと長いことやってたら、いつの間にか自分が社会から外れている。けれど、社会に戻ってみたら世間はもう被災地を忘れてきてる。この二人の立場とその心境とか本当にいいよな。またヒロキの明るさも頼もしいようで寂しいような。なんというか見事な物語だな」
信子「三人目のバイトを辞めては短期ボランティアに来るヒトシもいい味出してるし。いや本当に素晴らしかった。あたしさぁ、RENTと観てこういう現代を象徴するようなミュージカル出来ないかと思ってたけど、まさにこれこそ現代日本のRENTよ。もっともっと色んな人に観て欲しいって思った。思ったけど、あたしにはなんの力もない事にもどかしさを感じたよ」
益利「力なんて振り回されるだけだと思ってたけど、こういう時には少しだけでいいから欲しいとは思うよな」
信子「ちょっとでいいんだよね。各都道府県に100人くらいに伝えられるだけの力でいい。そうすればきっとこの劇は日本を代表する演劇になる。知ってもらえればこの劇は本当に伝説になれるのに!」
益利「そしてこの劇がもしも評価されるようになれば、きっと演劇自体も見直される。三人でこれだけの事を伝えられるんだから。そうなればきっと少しは地方の劇場も賑わったりするだろうしな。でも影響力を持つって事はリスクもあるからな」
信子「それはわかってるよ。だから今も目立たないように生きてるわけで。せいぜいベルクの併設のパンコキールで焼きたてパン食べるのが幸せな女ですし」
益利「結局焼きたてパンなのか」
信子「でもこんな素晴らしいものを知った時に大声で叫んでたくさんの人に知ってもらいたいのに声が出ないもどかしさもつらいもんよ」
益利「リアルに叫んだら頭おかしいとしか思われないしな」
信子「でもこの劇はもっと知ってもらいたいし、全都道府県制覇してもらいたい」
益利「まあそれは同感」
信子「もしも近くでこの『イシノマキにいた時間』が上演されるようなら、絶対に観てもらいたい。きっと観て良かったって本当に思える劇だから。もしも力があったら、この劇を呼んで欲しい。本当に素晴らしい劇だから、多くの人に観てもらいたいから」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
この作品はフィクションであり、実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
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福澤桃介と金子直吉の評価の低さを憂う。
2007年8月31日開設
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