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ショッピングモールが混んでるの風景

朝刊
11 /16 2009
信子「今日も混んでるって言うか前より増えてるような…」
益利「随分人が多いな」
信子「やっぱり寒くもなったし、物が必要になったのかもねぇ。でも冬のボーナスも減ってるはずだよね?」
益利「お、情報をちゃんと仕入れてるんだな。確かに減ってるはず。中には貰えない人もいるだろうな」
信子「じゃあ、どうしてどうしてこんなに人がいるんだろう。さすがにもう家にこもってるのも飽きたとか」
益利「デフレと不況が続けば、周りの閉店が相次ぐだろ?いつも行っていた店が無くなった人達は物を買いにどこに行く?」
信子「うーん。やっぱり大きなお店で商品取り扱ってるお店に行くかな」
益利「そう、そういった人達は自然と閉店してない店に行くわけだ。要するに人が生活している以上一定の需要は潜在的にある。不況で財布を締めてしまうと需要が一時的に細るわけだ。そうなると閉店が相次いで供給量が無くなる。すると、需要を抑えてた反動が一気に吹き出した時に、不況になる以前よりも閉店してない店に集まってしまうわけ。不況を耐えた店が成長するのはそういう理由がある」
信子「あー、あんたこの店に来るようになったのも愛用の本屋が閉店したからだもんねぇ。あの時の落ち込みようったらなかったわねぇ」
益利「うるせー」
信子「店員の女の子にでも惚れてたんじゃないの-?」
益利「そんなことねー」
信子「まあ、とにかく気が付けばみんなテナント募集になったために、需要がここに集まってるわけね。まあ確かにそんな気もするわ。実際この間の冬将軍でビックリしてあたしも服買ったわけだし、しまむらで。あーしまむらも人多かったなぁ。そういえば」
益利「あれ?投資本が無くなってるぞ…。どうなってるんだ…」
信子「ホントだ。いつもここにあったのにね。あーあそこにあるよ、奥の方」
益利「…。そうか、とうとう来たか」
信子「何が?何が来たのよ」
益利「株本が平積みの時は相場の天井というジンクスがあって、その逆はまさに…」
信子「あージンクスねぇ。平積み天井は何となくわかるけど、本が奥に映ったからって上がるとは限らないんじゃないかなぁ」
益利「とは言っても、これは良い兆候だ。しかも見て見ろよ。店内の客を」
信子「みんなそれぞれ本見てるね」
益利「不況だのなんだの言っても、結局みんなそれぞれが趣味の本を見てる。もう不況と言うことを忘れてるんだよ」
信子「慣れたって感じがするけど」
益利「何にしてもネガティブな空気から脱しつつある。これが重要なんだよ」
信子「まあ、それはわかるけどね。とりあえず買い物してるかどうかはわからなくてもこれだけ人が集まればそれなりに売れるだろうし。売れれば次第にデフレは修正されていく」
益利「案外もうデフレからは脱却しつつあるのかもな」
信子「まあもう中には下げられないところまで下がってるからね。そろそろだとは思うけど」
益利「そうなると本当に怖くなるのはインフレだ」
信子「インフレって良い事じゃないの?」
益利「下げに下げたデフレが徐々にインフレになるならいいけど、一気にインフレになる可能性が高い」
信子「あー、なんとなくわかるけど、それは願い下げだわ」
益利「そうは言っても日本は戦後からずっと高いインフレと高いデフレの交代だからね」
信子「100年前なんて1円でも相当な買い物できたもんねぇ」
益利「まあ、デフレが永遠に続くなんて有り得ないからな。デフレは楽しんだもの勝ち。結局死にたくなるようなインフレが待ってるんだから」
信子「地獄のようなデフレが天国だと気付く地獄のようなインフレがもうじき来るのかな…」
益利「日本人は絶叫しながらも生きていくのさ。いつの時代も」
信子「何とかならないのか」
益利「歴史に学んでもどうにもならないものだよ。相場とは人の心の集合体だから。全員がクールであることは無いだろ」
信子「そうね。偉そうに言ってるアンタも青い顔してたりするしねぇ-」
益利「…悪かったなぁ…。」


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