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高校デビュー観てきたの風景

朝刊
05 /16 2011
信子「高校デビューかぁ。なんつーか、この手の妄想恋愛物語的なのは一周して面白く感じるようになってきた」
歩「いいですよねー。私はこういうの好きですよ」
信子「でもさ、学校で一番のイケメンに恋愛コーチして貰うとかリアルに無いでしょ。それに『俺のことを好きにならないこと』とか言っちゃうし。昔はこの手の少女漫画的なのはどうも受け付けなかったけど、前の君に届けで観て以来、割とこういうアリエナイ設定が面白くなってきたよ。しかも、この手の物語の主人公と結ばれるイケメンは弱さが皆無だしね。しかもなぜかお金持ってるし」
歩「確かにこの手の話の登場人物はみんな金銭的に余裕がありますよね。服とかいくらでも買っちゃうし」
信子「まあ、就職してたり会社経営してるってならいいんだけど、イケメンとはいえ普通の高校生でしょ?自分でお金稼いでないし、今はちやほやされてても学生終わってもこんな人生が延長してるのかなぁとか最近思っちゃうのよねぇ。案外、こういうのに限ってフリーターになってそうだけどねー」
歩「ええっ!フリーターですか?でも就職して頭ペコペコ下げてるイメージは湧かないですよね。むしろ不貞不貞しい感じで…。あ、やっぱりフリーターかなぁ」
信子「昔ならロックスターになってこんな性格のままで成功しましたオチとか出来るけどね。最近だと、ファッションデザイナー的な感じにしちゃうのかなぁ。でもそんなに儲からなそうだけど」
歩「かと言ってデイトレーナーとかもなんか違うような気もしますしねー」
信子「この物語だと、世間とずれてるっぽく表現されてる主人公の女の子の方がソフトボールで成功しそうだから、どちらかという主人公の晴菜が一番明るい未来が見えてくるよね」
歩「確かに晴菜の将来の選択肢はありますよね。それに比べて他の人は恋愛のベテラン的な立ち位置だけど、他のことに関してはどうなの?って感じですよね。王子様役のヨウの将来って本当に謎ですよね。学生の間はちやほやされててもその先が見えないし。やっぱ、就活とか必死にやるんですかね?」
信子「そら、就活やるでしょう。そんな時代だし。あたしが物語作るとしたらこういう謎な裕福感が許せないわ。あたしなら間違いなくリーマンショックで破産した会社の子供とか、学費が払えずいなくなる子とか作っちゃうなぁ」
歩「それだと重いですよねぇ。ちょっと観るのがしんどいかも」
信子「だから一周してこういう話が面白いのよね。逆にあたしには思いつかない世界だから。観客も恋に恋する年代の女の子同士で来てるみたいだし。大人ならブラックスワンだろうけど、逆にそんな恋に恋する年頃の感覚を思い出したい時にはこういうの観るのが一番ねぇ。なんか癒されるわ」
歩「あーわかります。なんかファンタジーとかおとぎ話とか絵本見てるような感覚。リアルじゃないけど、この非現実感がいつの間に私も失ってるなぁって思いますし」
信子「そうよねぇ。そもそも思い出しても恋愛コーチって何だよってね。もうさっさと付き合えば良いじゃん、ねぇ?」
歩「本当ですよね。その距離感必要なの?そこまで近づくのに恋愛しません。でも彼氏が出来るようにコーチして貰うって。学生らしいというよりも学生でもいないですよね。こんな関係の男女なんて」
信子「用具室に閉じ込められて二人っきりになって凍えないように体くっつけて毛布を二人で被ってたじゃない?あれで何とも思わない男がいるとも思えないけどねぇ。あそこのシーンは逆にもどかしくて冷や冷やしたわ」
歩「逆にヨウ君はそっち系とか思っちゃいました。でもあんな演出が少女漫画ですよねぇ」
信子「安心の女性が妄想した男子なのよねぇ。なんか最近少女漫画のイケメンこそ草食系?とか思っちゃう。あのポジションのイケメンって肉食系ってほどがつがつしてないよね。むしろ女に冷たい感じだったり」
歩「そうですよね。でも私は未だに草食系肉食系の線引きがわかってないんですけどね。それにしても途中に色々出てたお笑いタレントはいる必要合ったんですかね?」
信子「あー、アレはいない方が良かったような気がするね。あ、あとヨウ君の妹役のゴーオンイエローだった子は可愛かったなぁ。ちょっとイラッとする場面はあったけど、それは役だから仕方ないし」
歩「仮面ライダーWのフィリップ君も可愛かったですよね!」
信子「おお、歩ちゃんから仮面ライダーWが出てくるとは。大分わかってきたねぇ」
歩「でもフィリップ君の膝の上にゴーオンイエローがまたがるシーンはちょっと、ねぇ」
信子「あれはちょっとエロかったねぇ。まあ何にしても最後のシーンが最初のシーンに繋がるオチはベタだったけど、あのベタベタ感が少女漫画映画としてはいいわ。安心のベタベタ映画よ」
歩「そもそもですけど。主人公の女の子、あんなに敬遠されるほど酷くなかったですよね。始めっから結構可愛かったし」
信子「歩ちゃん、それを言ったらこの物語は始まらないわ…。あたしでも突っ込むのを遠慮してたところを突っ込むとは」
歩「だって可愛かったじゃないですかー」
信子「まあねー」

黒崎銀二

Twitter:Ginji_k
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2007年8月31日開設
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